チェイス 国税査察官〜 2010・4・17(土) 21:00〜
脚本 坂元裕二 NHK 土曜ドラマ 全6話



第1話 「カリブの手品師」


ものすごく気になるんですけど・・オープニングシーン。
足を引きずりながら、血だらけで砂漠だかなんだかを歩いてくる。
ひょっとしてこれがラストなのか??
これってどう見ても、誰かをやっちゃった?返り血かよっ!としか思えないんですけど、どうなんでしょう。
いつかこのシーンが出て、真相が解明するのを楽しみに待つことにしよう。

脱税のガサ入れっていうと、マルサを思い出しちゃうわけで、冷蔵庫の中とか、漬物の中とか・・。9階(ガサ入れ担当)の人間でもなく、一応8階(捜査)の人間だってのに、わざわざプールにドボンするなんて・・・なんて人なの。指示するだけでドボンは9階にやらせろよ。プールの水抜きしろ!って指示は考え付かなかったのかしら。まぁね、携帯渡してからドボンしたのは評価するけど、それならせめてスーツの上着脱げよ、靴を脱げよ・・と。査察官ほどの人間なら、沈着冷静のはずなのにねぇ。

奥さんの行ったつもりの旅行パンフ見て「旅行しよう!!」と言っちゃった春馬。だってろくに家にも帰れず、今まで家族旅行なんてしたことがないくらい忙しかったわけで、そんなアナタ、急に旅行なんて、大丈夫??って言っているそばからドタキャン。
前日にドタキャンって、これはねぇ、責められてもしかたないというか、自業自得というか・・あまりにも安易に旅行決めちゃった責任というか。結局世界遺産に1人でいく奥さん・・・。せめて国内旅行にでもしときゃぁよかったのにさ。

で・・奥さんの乗った飛行機が墜落・・・。
娘に、お父さんが殺した・・なんて言われて・・。
娘も気が動転してんだろうけど、そりゃないぜ。
春馬がキャンセルしたからお母さんが死んだってわけじゃないし、っていうかもし、そのまま夫婦で飛行機に乗っていたら両親そろって亡くなって、娘1人残されるんだよね。そういっちゃなんだが、そのほうが悲惨じゃないか。となると、春馬がドタキャンしてそのまま旅行がお流れになっていたら、お父さんのおかげで命拾いしたってことになったのにね。運命ってどこでどうなるかわからないものだ。これからの春馬と娘の関係が心配だ。

そして脱税指南のプロ、村雲修次。顔そのものがうさんくさい(笑)
で、なぜか義手なんであります。この義手がリアリティがあってドキっとしました。歌織と村雲は元恋人なんですね、ベットシーンはNHKにしちゃ頑張ったほうじゃないでしょうか。
正直、まだ、面白い♪というところまでいってないかな。それぞれのキャラ立ち含め、これからの展開に期待ってとこです。
第2話「イミテーションゴールド」

突然、父子家庭になっちゃった春馬家。
娘のために料理作るのはわかるけど、すごい包丁の使い方で、にんじんの皮むいていたよねぇ〜(爆笑)
男なんだからさぁ〜、にんじんの皮なんかむいていないで、そのまま切って使えばいいのに、豪快にさ。

今の部署離れる決心をして、9時〜5時の仕事希望する。それって娘の朝晩のごはんを作るためって上司にマジ言ったらしいけど、マジ?小学校低学年ならともかく、高2の娘にそんな必要があるのか・・ていうより、娘に家事まかせて、とうちゃん稼ぐって形がより現実的だと思うんだが。とはいえ、「じゃ、死ねば?」とか娘に言われているようじゃ、春馬としては選択肢ないんだろうな。

自分自身、負い目があるってわけで、娘に強く出れないのもわかるけど、「死ねば?」と言われて凹んでどうする!!オレが死んだら、おまえどうやって食っていくんだ。学校の授業料はどうすんだ。ここの家賃は誰が払うんだ。電気代水道代、ガス代・・1人でどうやって生活していくんだ!!くらいガツンと言えばいいのに〜〜とか、思っちゃってムズムズしてしまった。娘のもっていきようがない気持ちもわかるだけに、モヤモヤしちゃうわ。

脱税軍団は面白いねぇ。
空港での税関抜けの件なんて、全然ドキドキハラハラしないんだけど、飽きない。宝石ニセモノしていって、帰りにホンモノして帰ってくる。それって、さしてたいしたことでもなく、逆にそんなことでOKなの?脱税のプロってそんなんでOKなの?と驚いたが、途中ヤバくなって面白くなった。で、まさかみんなでトイレにこもって「一か八か見つからないことに賭けよう」って、激笑。それが脱税指南なのかよっ〜〜〜。

檜山のおぼっちゃまは、遺産相続の税対策のため、歌織と結婚。これってのちのち、檜山のおぼっちゃまの命取りになりそうな気がするんですが〜〜。なんたって、苦労知らずのおぼっちゃまでしょ?やられちゃうって〜〜(笑)。

悪軍団は、次なにやらかすんだよ〜的だから、興味本位で面白いんだけど、春馬関連は「恨・死・暗」と三拍子揃っちゃっているもんだから、損よねぇ。これはねぁ、もう反撃あるのみ〜〜、でもこの様子じゃ、まだまだか。もう1話くらいガマンのしどころか〜、ちょ辛い!
第3話「パーマネント・トラベラー」


村雲の正体を知っちゃっているこっちとしては、遺族同士だと思っている春馬が、「こっちこっち!」なんて飲み屋でテンション上げて、ついでに手まであげちゃっている姿なんぞ、ツライだけだわ。爽やかな笑顔とアホづらが紙一重って恐さ・・・。まぁね、春馬は知らないんだから、しょうがないわけで・・わかっちゃいるけど、何やってんだよ・・と思ってしまう。悲しいわ。

同じように、奥田さんの次長にくってかかる姿も、悲しいわ。
反抗期の中学生じゃあるまいし、机の上「バ〜ン!!」でこれでいいですか?(爆) 怒りはわかるんだけど、なんかねぇ〜〜悲しい。

査察官って正義感が強いのはわかったけど、結構汚いことやるのに驚き。勝手に玄関に「こしょう中」の張り紙しちゃって、いたいけない小学生の子供を締め出しくらわすなんて〜〜(笑) ま、ウマイ手考えたわねって感じ。仕事ができる=やり手=多少あくどいこともする〜って図式でいいのかしら??(笑)

あ〜〜なんか村雲のいいように利用されちゃっている春馬。なんで自分から電話なんかすんだよぉ〜〜。なんで村雲の言葉になんか動揺するんだよ〜〜。もう、見てらんないわ。おまけに娘まで・・。いや、娘のほうがヤバイかも・・。

第4話「復讐」

ちょっ・・銀行のパスワード盗んじゃってんの。っつうか銀行も目の前でパスワード打ってどうすんだいww〜。
飛行機事故で多額な金が入った会社がいると知って、燃えに燃えて、ちょっとヤバイ人に〜。(笑)

偶然出会った村雲とケーキでお茶。しかも夜なのに〜〜ケーキかよっ。男2人・・似合わねぇ〜〜。もう、なんでこんなにこの男に気を許しちゃうのか、さっぱり・・理解できませんわ。

しかし春馬もできる男なわけで、着々と檜山の会社に近づいてきているわけです。それもこれも上司である統括の理解のおかげ。そんな統括にスキャンダルが・・・。
なんとか檜山への捜査を止めさせようと、村雲が仕組んだわけで、恐ろしい男よのぉ。一応春馬も調べたわけで、何にも出なかったから統括へ矛先が向いたってこと。もし春馬に痛いとこがあればこっちがやられていたわけか・・。でもね、金を受け取っちゃてたわけだから、しょうがないよ。

春馬が、村雲に疑問というか、不審というか・・そんなものを気付いてから、俄然面白くなった。不審が疑惑に変わってからの村雲への電話なんて、ゾクゾクしてきましたよ。自分の職業を言いそうに言わない。騙されるほうから騙すほうへ・・。何もしらない村雲のしてやったり顔、もう春馬なんてオレの手の中・ってカンジ??のニヤリ顔。面白いわぁ〜〜。

そしてとうとう村雲の過去が・・。
そうか〜やっぱ檜山のじーちゃんの子だったのね。しかも愛人の子。しかも誘拐されて腕切断されたなんて・・。春馬を騙すのは許せないけど、檜山のじーちゃんへの復讐心は共感できなくもないわね。でもねぇ、じーちゃんはともかく、檜山お坊ちゃまは、ちょいと哀れと言うか、アホというか・・。道楽息子なんだから、しょうがないか・・。

統括の自殺・村雲の過去・正体発覚・といろいろてんこ盛りの回だったけど、なにが衝撃かって、事故を起こして株操作するって言っちゃっていること。そうなるとあの飛行機事故は???


第5話「史上最大のスキーム」

華麗なる復讐劇が始るのかと思っていたけど、まったり娘と仲直り(笑) そうよね、春馬には娘がいるってこと、忘れてもらっちゃ困るしね、突っ走って危険な道に足を踏みこんでほしくないし・・が、が〜良い父親像見せられてるだけじゃもの足りないわけで〜、早いとこ真相突き止めるべくガンガンいけよ〜〜と、矛盾なること考えてしまう。

にしても娘変わりすぎ(笑)
金稼いでイケイケのくるくる髪になっていたかと思えば、うたた寝ですっからかんになった途端、ストレートの髪に戻るなんて、それはパーマじゃないのか??毎日くるくる自分でカーラー巻いていただけなのか・・??でも、そんなことはどうでもいいやって思えるくらい、旅館でのお布団で語る父娘のシーンは泣けた。

飛行機が落ちていく時、お母さんは何を思ったのか・・恐かっただろう・・その答えが「鈴子が一緒じゃなくてよかった」「お父さんが一緒じゃなくてよかった」って互いに思った時に、本当に仲直りできたってことよね。ここがさらに泣けたわ。

スキームと称する村雲のしていることは、許されないことなんだけど、子供の時の誘拐事件なんかを思うと、村雲の心情みたいなものが伝わってきちゃって、つい悪の村雲に気持ちがいってしまう。と同時に、檜山のぼんぼんお坊ちゃまが、気の毒になってきた。名義変更された名前が、村雲自身だと思ったら赤ちゃんの村雲ヒカル・・。これはショックだろうね。バカっちゃバカなんだけどさ〜〜。

村雲に焦点が当たるから面白いんだろうけど、当て過ぎだろっ!と思う部分もあって、大火事を起こすというスキームが、時間通りに起こらないと、なんかハラハラしちゃうし、歌織がぼんぼんの家から抜け出す時に、バレないかこれまたハラハラしちゃって、完全悪の目線で見ちゃっているじゃん〜って自分に気づき、これどうなん??って気もする。(笑) やっぱり、春馬にガンガン追い詰めてもらわなきゃ〜って身勝手な結論に達した。

しかし、まずそうな玉子チャーハンだった。
家のこと、本当に何にもやってこなかったんだわ。

最終話 「カリブの黒い薔薇」

村雲が死ななきゃ収まらないだろうと思ってはいたものの、こんな結末だったなんて、なんて後味悪いんでしょう。にしても村雲は追いかけていった春馬に、いったい何をしたかったのか・・理解不能。
だいたい銃弾アタマにつきつけておきながら、殴る蹴る&手足縛る、油まいて火をつける・・でも春馬を殺そうとしているわけでもなし、ただ自分が逃げるだけ??あげくのはてに事故っちゃうなんて〜、ちょっとアホくさ。

おまけに春馬のキャラがいきなり激変。
国税査察官、いまや税務署勤務に似つかわしくないほど強キャラ。
後頭部に拳銃突きつけられて反撃できる刑事だって、なかなかいないだろう〜って思うに、いとも簡単に殴る蹴る・殴る蹴る〜で、村雲ボコボコに(笑) おまいらどんだけ強いんだよぉ〜〜としか思えないんですが・。

そんでもって、手足縛られて床に転がされていたはずなの春馬ったら火をつけられた途端、足解けているし〜〜。外に出た途端、手も解けて両足両手自由で全速力で走っているっし〜〜ハラハラする以前に激笑だって。あんな誰もいなさそうな場所で、車炎上して、大怪我したっぽい2人で、いったいどうやって帰ったのか・・わからん。

まったり日本に帰って来た村雲と春馬。で、トイレでぼっちゃんに刺されると・・・。ぼっちゃんは、どうやって村雲の帰国を知ったのかしら。ず〜〜っとトイレにこもって村雲がくるのを待っていたのかしら。トイレに寄らなかったらどうすんだよ〜などと、くだらないことが浮かんできちゃうほど、このストーリーはありきたりなんだよ。

あんな真っ青でガクガクしている村雲に気付かず、のんきにレンタカーなんか運転しちゃっている春馬って、やっぱり鈍な男よ。こんなんだから女房の気持ちも娘の気持ちも、微妙に理解できなかったんじゃないか・・。母親の家の前に着いた時なんか、もう瀕死状態にしか見えないのにまったく気付かず。せめて「どっか具合でも悪いのか?顔が真っ青だぞ」くらいセリフあったほうが、自然だと思うのだけど、どうでしょう。

結局、誘拐が母親の自作自演だったとは・・。救われないわね。
腕の切断といい、身代金といい、明確な答えってのを表してくれないのが消化不良。切断したのは突発的な感情だったのか、計画だったのか・・あの署長は一枚かんでいたのか?それとも後で自作自演と知ってゆすったあげく母親と関係持ったのか。それともかくまったつもりなのか・・。香織はお咎めなしなの???

木彫りのバラを母親が受け取らなかった時は、せつなくてウルウルしたけど、そこに隠し口座が書かれていたのを見つけて、村雲は母親は受け取らないと思っていた気がする。だから自分を救った春馬にやると言ったんだと思う。それでも、心の奥底で、受け取っってくれることを夢みたんじゃないかな。それが村雲のちっちゃな希望だったりして。それに、もし春馬の手に木彫のバラが渡ったとして、それをどうするのか、こっちの道にくるのか、そっちの道に戻るのか、春馬なら答えは決まっているけど、それでも人間のどっちに振れるかっていうあやうさを、息も絶え絶えに楽しんでいたのかも・・。そんなふうに思いたい村雲の最期だった。

でも、村雲の生い立ちとか、不幸には深く胸をつきぬかれるけれど、それが村雲のやってきたことを肯定することにはつながらない。やったことに対して、そこにどんな情もはいりこませない。ラストの春馬は、国税査察官として見事な電話だったわ。それなのに・・・鈍すぎる。(>_<) これはもうちょっと修行しなおして、続編までに鈍いとこ治してくれ。