はやぶさ  遥かなる帰還
 2012・2・11公開
 監督 瀧本智行 原作 山根一眞  音楽 辻井伸行 



キャスト 
 渡辺謙  山口駿一郎
 江口洋介 藤中仁志 
 夏川結衣 井上真理 
 小澤征悦 鎌田悦也 
吉岡秀隆  森内安夫 
石橋蓮司  木下治夫 
藤竜也  丸川靖信 
山崎努  東出博 





はやぶさがなんなのか・・・、ようやくわかった。
は〜〜なるほど、ほぉ〜〜そうなんだ〜的な。

だいたい何年も宇宙を飛んでいたなんて、帰りたくても帰れなかったなんて、まったく知らなかったわけで、それって私が無知?バカ?? はやぶさという言葉は新聞とかTVで見た気はするが、頭の片隅にもとどまらず、スルーしていたわけだ。

もしも、江口君がこの映画に出ていなかったら、私には縁のない映画だ。
なので、映画を見た今、出演してくれてよかったと思う。

はやぶさがなんなのか?はやぶさを作り?動かすことが、どれほどスゴイことなのか・・どれほどの優秀な人間がかかわっていたのか、そして、壮大なロマンなのか・・・などなど・・。見ていなかったら、何も知らずに終わった。いい勉強になった。1つ知識が増えた。


映画全体として、江口君が番宣で言っていたように、ある意味ドキュメンタリー風で、はやぶさが飛び立ってから帰還するまでを、こんなことがありました的に見せてくれたって感じ。なので、あまり感想というものもない。
主役は謙さんってことだけど、実質主役ははやぶさ。だから、面白いか?と言われれば、そういう映画でもないんだろうなと思う。

唯一、吉岡君が演じたNECのエンジニア森内だけが、ある意味共感できたかもしれない。
江口君演ずる藤中先生とクロス運転のことで対立する。意見の違いも研究者と会社員のハザマってのもあって、かなりヒートアップしてたけど、気持ちはよくわかる。はやぶさに対する想いはJAXAのみんなと同じでも、給料もらっているのは、自分の会社だもんね。会社の不利益になることはできませんよ。
それでも最後は、戻ってくるわけよ〜〜。もう、いとおしいわ。(笑)

藤中先生も、森内のことをいつも気にかけていて、頼りにしているし、ケンカしたあとも自分から仲直りに動くところが、ちょっと大人の余裕を感じた。パンフに、撮影に入る前に、いつも江口さんと二人で自主練してからやった、江口さんが藤中先生でよかったと、吉岡君が言ってくれたのが、すごくうれしかった。なるほど、いくつかある2人一緒のシーンでは、そこでしゃべっているだけでなく、2人で苦悩したり、喜び合ってきた道のりや、2人にしかわからないモノがみえてきたのは、そのせいだったのかもしれない。


はやぶさが戻ってくる時、カプセルだけを落として、結局自分は燃えて消えてしまう。
最後にはそのはやぶさが、人に思えちゃって、胸が熱くなってしまった。
自分を犠牲にして、研究したものを届ける。
ただぐるぐる回って、研究資料を採取する、やっていることはそれだけだけど、心にせまってくるものは、それだけじゃない。そこには深い深い想いがある。そんなふうに感じさせてくれた映画だった。


 
2012・2・22