救命病棟24時  1999年1.5〜3.23(全11回)
主題歌「朝がまた来る」挿入歌「三日月」 byドリカム
(火)9時0分〜9時54分
脚本 橋部敦子・飯野陽子・福田靖 P. 河合徹
公式



キャスト
進藤一生(33)
江口洋介 天才外科医師、半年前妻が植物状態になり、都立第3病院救命センターへ勤務する孤独な人間
小島楓(25) 松嶋菜々子 研修医1年目、自ら救命の研修を希望。進藤とことごとくぶつかる。
堺慎一(37)
杉本哲太 救命医師。優しく世話好き、娘を溺愛している。
桜井ゆき(21) 須藤理彩 新人ナース、楓の味方
落合雅人(33) 沢村一樹 救命医師。女好きだが救命の腕はピカ一
辻智宏(26) 八嶋智人 研修医2年目、学力優秀で自信家
菊池保(41) 金田明夫 救命センターNO.2
多田和彦(50) 清水章吾 救命センターの医局長、進藤の良き理解者。



あらすじ&レビュー
第1話「朝がまた来る」 視聴率24.0%

都立第三病院に研修医として勤務することになった小島楓(松嶋菜々子)は、初日出勤途中トラックの積荷のパイプを胸に貫通させた作業員の事故に遭遇する。自ら医者と名乗り救急車に同乗するものの、何の役にもたたない。救命センターに運ばれ進藤一生(江口洋介)らの適切な処置によって患者は一命をとりとめる。

その次に腹痛をおこして運ばれた男、青山がくる。レントゲンを見て、コンドームに薬物を詰めて飲み込んだようだ。一度は診察を拒否し出ていったが、途中激しい腹痛をおこし再びまいもどった。
スタッフが見守る中、自然排泄作業が始まる。1個2個と体内から出産のように出てすべてのコンドームが排出された後、進藤は小島に、コンドームの赤ちゃんをきれいに洗っておけと言いつける。

また、一家心中をはかった父親が娘とともに運ばれたくるが父親の方が亡くなってしまう。娘に伝える言葉も見つからず、病室から出て泣く小島に進藤は「お前は医者に向いていない。救急車をタクシーがわりに使い、今日一日何もしていない」といい放つ。小島もまけずに「先生は何も教えてくれない」と反論し勤務中に患者とデートしても許されるのか・・とまで言ってしまう。
 当直明け良子のことが気になった小島はアパートを訪ねてみる。風呂場で手首をきり意識の無い良子を見つけパニックになりながら、進藤に電話をかける。
「お前は医者だ、落ち着くんだ!」の一言で我にかえり心臓マッサージをしながら救命に搬送する。
良子は助かり小島の初めての担当患者となる。
小島は良子のいるICUに行った帰り、ある個室から音楽が流れてくるのを聞き足を止める。そこには患者の手を握りしめる進藤の姿が・・・。戻ってカルテを調べると進藤早紀・・進藤の妻であった。




いきなりの鉄パイプを胸に貫通させた男の人が登場するとは・・・気の弱い私には刺激が強すぎます。研修医1年目の女の子がよく正視できるなぁ〜、神経も相当強そう。しかも、私は医者です!なんて張り切っちゃって。後で進藤に大きな声で医者なんて言うな!とか言われてたけど、もっともだよ。そこのデカイ女なんて言われちゃって、思わず笑っちゃった。とにかく胸にささったパイプを切断しながら、でかい声で叫んでる進藤の姿・・・めちゃくちゃカッコいい!そこが1話で一番のお気に入り。

 コンドーム男はなんたって、みんなの見てる中であれは・・・男だってたぶん恥ずかしいよ、ま、自業自得ってこういうことだけどね。初めての仕事がお尻から出たコンドームを洗うなんて・・・いやぁ〜研修医て大変なんだ〜。


第2話 「妻が目を覚ますとき」 20.8%

心肺停止状態の男が運ばれ、45分の心臓マッサージを行い死亡確認をした進藤に小島の先輩研修医、辻(八嶋智人)はもう少しマッサージを続けるべきだったのでは・・・と非難するが植物状態になるよりマシだと言われる。
 睡眠薬自殺未遂の男、瀧村(泉谷しげる)の処置を小島に任せる。意識が戻った瀧村から、なぜ助けた・・と文句を言われ口論になるが、境(杉本哲太)から、患者はお客様と言われ複雑な思いをする。瀧村が屋上から飛び降りようとするのを小島はどうにもできない。進藤がやってきて「ここじゃ高さが足りない、あっちのほうがいいぞ」とからかい自殺を思い止らせる。
 不安狭心症で入院中の美奈子(宮崎美子)の子供将太から、おかあさんはいつ帰れるのか聞かれた小島は、明後日くらいかな・・・と答えるが、「いいかげんなことを言うな!」と進藤に怒鳴りつけられる。小島は進藤の態度に不満をぶつけるが、患者を救うことだけ考えろと怒られる。それに対し奥さんのことで植物状態になるのを恐れているのではないか?と進藤に詰めよるが、「わかったことを言うな。俺には俺の線がある!」と言い返される。

 その夜、研修医辻のミスにより美奈子が心停止状態になる。進藤が心臓マッサージをはじめて60分がたった。手を止めようとする進藤に「やめないで!」と懇願する小島。そんな様子を部屋の外から不安そうに見つめている将太の姿を見つけ、再びマッサージを続ける進藤。「戻って来い!子供がいるんだろう!」自分の妻の姿が重なり夢中になってマッサージする進藤に、先生・・とスタッフが声をかける。心拍が復活した。喜ぶ小島にまだ、助かったわけじゃない、60分の心停止で脳にダメージを起こせば意識が取り戻せないかもしれない・・・。と進藤は言う。妻、早紀のように。

しかし翌日美奈子は意識を取り戻す。
それを見た進藤は早紀の病室に入り、ベットに眠る早紀をそっと抱き起こし「早紀、お前も目を覚ませよ・・・」進藤が言葉をつまらせながら早紀につぶやいた・・・。




心臓マッサージをどこでやめるか・・・ってことは本当に難しいんだね。怖い。手を止めたときご臨終です。ってことなんだから。けど、現実問題、植物状態になってそれで助かった・・とはいいがたいものもあるよね。小島がいつまで心マやればいいのか・・・て聞いてたけどそんなもの答えなんかあるわけがない。素人の私だってそう思うよ。進藤先生のいうとおり自分の中での線引きしかないね。他人の人生の幕をおろすわけだから・・

奥さんと同じような状態で意識を取り戻した患者、うれしいけど、進藤先生はどんな気持ちで奥さんを思ったのだろう。泣きながら「早紀、お前も目を覚ませよ・・・・」って言葉に思わず胸が熱くなってしまった。




第3話 「鼓動が聞こえる」 18.9%
  
前回の治療ミスで実家に帰ろうとしている先輩研修医、辻は小島に医局に忘れたハムスターを空港まで届けてくれるよう頼む。小島の来るのを待つ辻に話かけてきた、佐竹(斉藤暁)の妻道子(角田よしこ)が腹痛で倒れ、そこへ来た小島とともに救命へ運ぶ。妊娠中の道子は高血圧、糖尿病もあり進藤は帝王切開を進めるが、佐竹は中絶を申し出る。進藤は心音を聞かせもう、りっぱな一つの命・・・・と中絶を思いとどまらせる。
辻は進藤の配慮により自然に医局に戻ることができた。

  妊娠のわかった高校生に堕胎を進めたり、論文を打ち込む堺のパソコンのデータを消してしまったり、ミスを繰り返す小島に、堺までもが、ここは学校ではない、ミスは取り返しがつかない、人の命を救う場所だと、言われてしまう。

落ち込む小島は進藤に自信をなくしたことはあるか、医者をやめようと思ったことはあるのか?と聞くが、逆に「自信がないなら医者なんてやめろ、患者が迷惑だ!」と言われてしまう 朝の回診で道子の異変に気づく小島だが、産婦人科に移す時間もなく救命で出産が行われる。必死でいきむ道子にかんし分娩を試みるがうまくいかず、進藤に代わってもらおうとするが、一度逃げれば逃げクセがつく・・と叱られ必死で続ける。そして、赤ちゃんは元気に生まれた。



 辻のようになんでもソツなくこなす優秀な人間て、出来て当たり前、プライドも人一倍あるから、挫折することなんてなかっただろうから、なかなかツライのかも知れない。だけど、医者になるからには、うまくいかないこともたくさん知ってほしいね。人は挫折を繰り返して人として成長するんだもんね。

 一方小島は・・・。挫折しどおし・・ってのもどうかと思うけど。堺にまでキツイこと言われちゃって、まぁ同情はできないけどね。医者に向いてないからモンゴルに行って羊飼いとかしたい・・それが甘いんだよね。研修医はじまったばっかりなんだから、自信なくした・・って今まで自信持っていたんか?おい!あれで、自信もたれちゃ困っちゃうよ。


第4話 「妻への贈り物」 19.0%

 救急車で海水パンツの男が過換気症候群で運ばれてくるが、顔をみて驚く。休暇をとっていた救命スタッフの菊池だった。一緒につきそってきた女性を奥さんと思っていたスタッフの前に、たまたま用事で本当の妻、美和(竹井みどり)がやってくる。取り繕う堺だが、ナースのゆきが菊池の手荷物を持って来てしまい、愛人へのカードつきプレゼントを見つけ、すべてが妻にバレてしまう。

 痴呆症のガン末期患者、多恵(高田敏江)は夫の顔もわからなくなっていた。進藤のことを自分の主人だと言ったりする。落胆する夫、正勝(三橋達也)に進藤は早紀の病室に連れて行き7ケ月も脳死状態の妻で、みんなが絶望しているが、夫の自分だけは目を覚ますことを信じている、と話す。そんな進藤の気持ちを同じ夫として理解する正勝だった。

 その夜多恵が急変する。駆けつけた正勝は結婚記念日の指輪を取り出すが、多恵にはもう、わからない。俺のかわりに言葉をかけてやってくれ・・と頼む正勝にためらう進藤だったが、刻々と死のせまっている多恵の指をとり、50回目の結婚記念日だ・・と手を握る。そして、片方の手を正勝の手にのせてあげる。正勝が多恵ありがとう・・・・とつぶやくと多恵がうっすらと目を開き一筋の涙が流れ正勝に微笑みかけたように見えた。そして、静かに息をひきとった。


 翌日、すっかり元気になった菊池のもとを奥さんが訪れ、菊池が迷惑をかけたことを謝る。いい奥さんですね。と言う小島に隣にいた進藤が、そうだな・・と微笑んだ。



小島は自分なりに患者を思っているんだろうけど、ひとりよがりなんだね。人それぞれ考え方も違うから難しい。普通の時ならなんでもない言葉でも、病気のときとか余裕のないときっていうのは、敏感になってるんだろうね。
医療に携わるからには技術だけじゃなく、メンタルな部分も勉強必要なんだね。
医者から見離されようが可能性がない・・と言われようが自分だけは諦めない・・進藤先生の気持ち。
そう、自分が諦めたらそこで終わり・・なんだね。


第5話 「誤診」 15.2%
 
バイクに跳ねられた警察官とその犯人の二人が救急車で運ばれたきた。つきそってきた、仲間の刑事、二階堂(清水三章)は、警官のほうを先に処置しろ・・というが犯人の方が重傷と判断した進藤は取り合わなかった。ところが処置後、突然急変し亡くなってしまう。心筋梗塞と診断するが、駆けつけた二階堂は進藤が殺したと怒りをぶちまける。医局に副院長の氏家(清水鉱冶)が現れ、警官を先に処置しなっかったことを責めるが、進藤はつっぱね、氏家をますます怒らせてしまう。

 亡くなった警官の解剖所見をもって現れた二階堂に、死因は心筋梗塞ではなく外傷性大動脈破裂とつきつけられる。その頃1枚患者のレントゲン写真が紛失する。警官のレントゲンを改めて見ていた小島は、1枚だけ筆跡の違う写真を発見し、堺がすりかえたのではないかと進藤にうちあける。黙って聞いていた、進藤は誰にもいうな。お前には関係ないと釘をさす。

 氏家は査問委員会を行うことを進藤に伝え、ICUの個室を妻のために私物化してることも問題にする・・と告げる。

 その夜堺の研究室を訪れた進藤は、何も言わず黙っている。そんな進藤に、氏家から外科の副部長の内示をうけている。自分の経歴に傷はつけられない・・。そういって鍵のかかった引き出しから、すりかえたレントゲン写真をみせる。表沙汰にしないでくれれば、進藤の妻をICUにいれさせておくことに協力するといい、進藤は堺につかみかかる。



 
 なんとなく気持ちとして刑事さんの言ってることもわかる気がする。殺人をおかした人間と傷つけられた人間と、命の重さはかわらないっていうのは確かにそうなんだけど・・、副院長の2人ともダメならいい。片方だけなら、警官を助ければよかった。それって正しくないんだろうけど、うなずける自分もいる。私は医者にはなれない人間なんだね。ICUを私物化してる・・ていうのも、あながち間違ってもいないしね。痛いとこつかれちゃったな・・って思う。
 堺の気持ちもわかるし・・・あ〜でも、このままでは、どんどん進藤先生の立場が悪くなっちゃうじゃないの。みんなの気持ちがわかるわ〜なんて言ってる場合じゃないよ。じゃあ、どうしたらいい?って・・わかんないよぉ〜



第6話 「守るべき家族」 17.9%
 
査問委員会が始まり進藤は本物のレントゲン写真を提出する。堺のことはいわず、今後ミスの無いようにする・・と答えICUのことに触れられると、自分から話すことはないと言って出て行く。進藤は次々と担当をはずされ、早紀の担当も落合に変えられる。小島の指導医は堺になってしまう。そこへナースのゆきが氏家が早紀を教材として、医学生達の実習にされていることを知らせ、駆けつけた進藤は氏家を殴ってしまう。

 これを見ていた小島は堺がすりかえたレントゲンを持ってすべてを打ち明ける。小島が部屋を出たあと、証拠のレントゲンを燃やしてしまう氏家。

  医局長の多田は進藤に仮処分を伝えた。正式な処分までに次の職場を探すことになった進藤だが、なかなか決まらない。しかし、なんとか受け入れてくれる病院も決まりほっとした進藤だった。
  しかし週刊誌に取り上げられてしまった進藤は、決まった就職もダメになり、不本意ながら氏家に頭をさげて頼むが、さんざん屈辱な言葉を浴びせたあげく、謝っても無駄と告げる。


 
結局進藤先生が一人罪をかぶっちゃった。なにより奥さんの担当をはずされたことが一番のショック・・。だって進藤先生が救命にいるのは奥さんの面倒を見るため・・なんだから。なによりツライよね。
せっかく新しい病院も決まって院長もいい人そうだったのに・・医局長もあっさり進藤先生をを切捨てたのかと思ってたら、いろんなこと考えて進藤先生のため・・だったんだ。ほっとしたよ。でも、副院長にあんな強いこと言っちゃって大丈夫?今度は医局長が飛ばされないか心配だわ。

 今回も小島の安易な発想でさらに、進藤先生が追い詰められちゃったじゃないの・・。副院長に持っていく前に、医局長にまず、話せよ!スタッフに話せよ!まったく〜。
副院長は真実なんてどうだっていいんだから。進藤先生が憎くてしょうがないんだからさぁ〜。

どんどん追い詰められてしまう進藤先生。かわいそうでかわいそうでたまらないよ。週刊誌より毎日過ごしてきてる同僚を、どうして信じられないんだろう・、どうかしてるよ、救命のスタッフさんよ!(怒) 


 第7話 「復活そして覚醒」 20.9%
 
医局長の多田は進藤に依願退職を告げ、自分の力では精一杯と謝る。一週間以内に早紀の受け入れ先を探さなくてはならず、昔の同級生に頼みにいくが、土下座して頼めば・・と言われ黙って席を立った。

 一方ナースのゆきから早紀に反応があったことをきいた小島は進藤に知らせる。必死に早紀に呼びかける進藤の姿を見ていたゆきは、突然謝りだす。早紀に反応があったと言ったのは、そう言えば病院を追い出されなくてもすむと思い、ついた嘘であった。

 このことがあってもう一度同級生のもとを訪れた進藤は、土下座して頼む。なんとか早紀の転院先は決まった。
早紀の病室にきた堺は自分は最低の人間・・と謝るが逆に、気にするな、出世するのはお前の今までの力で、クビになったには、俺が悪いからだ・・と励ます。


 早紀の入院費用を稼ぐために、ホテルの健康診断のアルバイトをしている進藤に、次期総理候補の犬丸がアイスピックで胸をさされているところに出くわす。危険な状態の犬丸を救急車の中、適切な処置をしながら救命に搬送した。
 その頃昇進の面接を受けていた堺は、すべて順調にいき帰りかけた時、進藤にもう2度とメスは握らせないと役員たちが言っているのを聞き、医療ミスをしたのは進藤ではなく、自分だった・・と告白する。


 病院に連れてきた犬丸を手術する進藤に、すべてを告白してきた堺が連携プレーで無事終える。犬丸の側近たちは進藤の腕に、優秀な人材をそろえていると感謝し、しかたなく氏家は進藤の処分を撤回する。



早紀に反応があったと嘘をついたゆきちゃん。進藤先生を思ってしたことが、かえって傷つけることになっちゃいました。奇跡が起こったと必死で人目もはばからず早紀のなを呼びつづけたのに・・・嘘とは・・・。つらい〜です。

 しかし、どうして男は土下座とかさせたがるのでしょう。黙って受け入れるほうが、よっぽど優位な気分を味わうことが出来ると思うのに・・謝らせることがそんなに気分いいか・・理解に苦しむわ。

 堺だって進藤先生が何も言わないから、余計自分が情けなく、みじめな気持ちになったんでしょう。卑屈になるな、なんていってくれる進藤先生・・人間が違うよ。さすがに堺も黙って入れなくなって告白したけど、うん。堺だってりっぱだよ。

 最後に氏家に「俺たちが患者を選んだことは一度もない。助けられなくても患者を死なせて平気なやつは一人もいない!」言ってくれました。決まったね。でも、また、今までどおり病院で働けることになって、本当によかった。


第8話 「娘からのガン告知」 20.9%
 
入院患者敬次(山崎一)のもとに、一人娘奈緒子(池脇千鶴)が毎日やってくる。そして3年ちかく会ってない、ゆきの父剛(江守徹)が骨折で運ばれ肺に影もあり、敬次と同室になる。焼肉を食べたいともらす敬次のために病室で肉を焼くが、煙でスプリンクラーが稼動し大騒ぎとなる。

 容態が悪化した敬次は娘奈緒子に、廊下にいる隆(大滝貴也)を呼び、お前の弟だといい、息を引き取る。

 突然の敬次の告白にとりみだす奈緒子に、進藤はそっと奈緒子の手をとり、胸のうえで組まれた敬次の手にかさね、「今なら、お父さんに聞こえる」・・・と。奈緒子は「私なら大丈夫、きっと幸せになる、お父さんのことは絶対わすれない・・」
そんな父と娘のやりとりを複雑な気持ちで見てるゆき。

剛は廊下でゆきが葬儀屋へ情報を流していると疑われていることを知り、娘の潔白を証明するため葬儀屋を問いただすが、あやまって一緒に階段から落ちてしまう。次から次へ問題を起こす父に「あんたは死んじゃうんだから、ガンなんだからね!」と言ってしまう。



あんまり進藤先生の活躍はなかったけど、池脇千鶴ちゃんが健気でかわいい〜父親に死ぬ間際にあんな告白されるとは・・あんまりといえばあんまり、もう少し早く言っておいたほうがよかったのにね。死んでいくほうはすっきりしていいけど、残った方はこれからも生きていくんだしねぇ〜。

 どうも、ゆきちゃんとお父さんうまくいかないのね。
他人顔してるもんね。確かにああ問題を起こされちゃゆきちゃんだって、立場ないし嫌になっちゃうよね。でも、ゆきちゃんはナースなんだから、勢いに任せてあんなこと言っちゃったらダメだよ。素人じゃないんだから、プロなんだし・・。


第9話 「がんばって」 18.6%

 父の剛に思わずガンだと言ってしまったゆきは、翌日進藤と小島に謝る。進藤からゆきの疑いをはらすため・・と聞いても父に対するゆきの気持ちは変わらなかった。
進藤は剛に肺ガンだが手術すれば治る可能性があると言うが怖いという。

 ビルの上から落ちてきた鉄骨の下敷きになった青年が運ばれてくる。もう、脳が機能してなく、駆けつけた両親はもって2〜3日と言われ、ゆきはかける言葉もない。

 翌日横たわって眠るだけの青年に、両親は手をさすりながら「痛かったね、怖かったね・・。でも、よくがんばったね・・・がんばったね」そんな姿を見て、いたたまれないゆき。

  そして、風呂場で子供が溺れ、母親が担ぎ込んでくる。必死で処置を手伝うゆきのもとに小島が剛の急変を知らせる。子供が安定してから急いでかけつけたが、あまりの静けさに遅かった・・・・と泣き出したがもう、大丈夫だと進藤に言われほっとする。


  「ここは生死をさまよう人がたくさんいる。生きたくても生きられない人もわずかな可能性を信じて、みんながんばってる。患者の命をのばすことが私達の仕事」そういって手術を父にうけることを、約束させるゆき。




鉄骨の下敷きになった18歳の男の子のエピソードが泣けてしょうがなかった。もう、助からないし、どうしようもない状態で・・両親の思いとか伝わって、たまらなかった。みんなそれぞれ親が子を思う気持ちって、深いところにあるんだな。

小島が酔って進藤?あの男は女心がぜんぜ〜んわかってない!とか言うのが笑っちゃった。翌日ケロっとしてるのがまた、大物だね。

ゆきちゃん、おとうさんとうまくいってよかったね。進藤先生に奥さんが目覚めるのを信じている・・て言ったあと、早紀の指先がピクって動いたんだよね。
あ〜進藤先生早く気づいて!


第10話「目を覚ませ・・・早紀」 20.5%

第誰もいない病室、早紀の指がちょっと動くが進藤は気づかない。結婚を5月に控えた雅彦(山中聡)と瞳(高橋かおり)のカップルがバイク事故で運ばれてくる。雅彦は軽症だが瞳は顔をひどくケガしていた。その処置にあたってる進藤の様子がおかしい・・。

 そこへ、奥さんが目を開けた・・と堺が飛び込んでくる。急いでかけつけるが、早紀は目を閉じたまま・・早紀と声をかけると少しまぶたが動く。

 救命スタッフ落合(沢村一樹)がナースの響子(北原一咲)と結婚することになり、パーティーが開かれる。次々と祝いの言葉が述べられる中、進藤もスピーチを求められる。「妻の早紀が今、長い眠りから覚めようとしている・・・。ここにいるみんなが支えてくれた。ありがとうございます。落合先生、響子さんおめでとう、お幸せに・・」
 帰り道、響子のストーカー男が落合をナイフで刺した。
そばにいた、進藤が落合を抱え、小島が車を走らせた。

 処置室はすべてふさがり、ストレッチャーの上で開胸する進藤を、小島と響子が手伝う。なんとか安定し早紀病室へ様子を見に来た進藤だが、激しい頭痛に襲われうずくまる。そんな進藤を見た小島は、脳腫瘍の症状と似ているのでは・・と告げるが「お前には関係ない、誰にも言うな」とふらつく足で立ち上がる。



やっと早紀が目を開けましたね。といっても、すぐ閉じちゃったけど・・。確実に早紀の体に変化が起きているのは確か・・・これからって時に進藤先生の体に何かが起こってる様子。普通じゃないよね。

 落合が刺されちゃったけど、遊び人だからてっきり女に・・・と思ってたら、響子がねらわれていたのね。でも、助かってよかったよ。進藤先生がいなかったら・・・・。運がよかったね。


第11話 「この命にかえても」 20.3%

  進藤の様子に不安を持った小島は、堺に打ち明ける。
落合のオペのあと疲れた顔をしている進藤に検査をうけることを進める。進藤も納得し堺とともに脳外科で検査をうける。結果、脳にかなり大きな腫瘍が見つかり手術を勧められるが、早紀に変化が起きている今、手術をうけるわけにはいかない・・と断る。
そこで、堺は放射線治療を、救命のスタッフには内緒でできるようにしてくれる。何度か放射線治療が過ぎた時、体の調子を尋ねた堺に、進藤は頭痛も目まいもおさまってると言い、効果があらわれていると堺は喜ぶ。

 治療のため、救命を留守にする二人を小島は必死でカバーしていたが、ちょっとした出来事で進藤の病気がバレてしまう。それを知ったスタッフはみんなで協力すると言う。
  進藤と堺は治療の効果がなかったことを、脳外科から聞くが、驚く堺は進藤がうそをついていたことに気づく。

 そんな時少しずつ希望がみえてきた早紀の身に異変が起きた。駆けつける進藤を激しいめまいが襲う。廊下にぶつかりながら、倒れたからだをひきずり早紀のもとへ急ぐ進藤だった。




落合先生ったら次から次に花束が届いて・・・元気になったからいいけど、おとなしくするのよってとこかな。でも、医者やナースが自分の勤務先で入院とかするの、イヤだろうな、フィアンセが看病してくれるからいいけど、他人じゃ復帰してから、頭あがんないじゃん!

  進藤先生も小島にの言うことは、まったく聞き耳もたないけど、堺の言葉はむげにできないのね。堺が進藤先生のことを本気で思ってくれてる、確かにいろいろあったけどありがたいよね。堺のいうとおりだよ。早紀が目覚めたって進藤先生が死んじゃってたらなんにもならないじゃないのよ〜。小島もちょっと前なら、コイツだけは絶対処置をうけたくないな・・・と思われていたのにすっかり張り切って、やればできるじゃない・・秘密をしってるのは小島と堺だけだもんね。こういう状況化におかれると人間は自分の力以上のことをやってのける、ものなんだね。

 進藤先生の腫瘍、放射線じゃダメってことだね。手術するしかないんだよ。もう、早く誰かなんとかしてくれ〜自分のからだなんてどうでもいい、早紀のことだけ考えたい!!なんて堺に言った進藤先生。ダメ、だって死んだら考えられないじゃん、ダメだよ。


第12話 「最後の奇跡が起きる時、別れは突然やって来る・・・・あともう少し・・・妻が目を覚ますまで・・・」108分 23.5%

肺炎を起こした早紀を、3日間献身的に看病した進藤は倒れてしまう。HCUに運ばれるが疲れがたまったためとわかり、ほっとするスタッフたち。進藤がかかえていたノートは、早紀の看護記録だった。視力障害がすすんで、読めない字で書かれていた。
 
 堺から放射線治療の効果がなかったことを告げられた医局長は、進藤をローテーションからはずし、小島は研修期間の延長を申し出る。

  目をさました進藤はすぐに早紀の病室へ駆けつけた。
ノートを書いている進藤を見て、堺は代わりに書くと申し出る。進藤の言葉をノートに書いていた堺だが、ふと手が止まる。「お前、これを何のために書いている・・・」
「自分の頭に入っていることを書く必要はない、俺がいなくなったときのためだ」「・・・・・・。」進藤に返す言葉もなく病室を出て行く堺だった。

 医局長は小島を連れて脳外科のカンファレンスに進藤のことを頼みに行くが非常識と断られる。小島は進藤先生はどうしようもない人だけど命をすくうためならどんな妥協もしない・・・と涙ながらに訴える。しかしその言葉は届かず大半の医者は出て行ってしまう。残った河原部長は君はいい指導医を持った。なにかあった時は自分が執刀しよう・・と言ってくれた。

  その頃早紀の病室で激しい頭痛とめまいを起こす進藤。ベットの下に倒れこみあがろうとする進藤の手を早紀の指が触れた。驚く進藤。早紀をかかえ起こし「俺がわかるのか?お前が目を覚ますのをずっと待っていた・・・」早紀の動く唇を目で追うと・・「あ」・・・「な」・・「た」・・。早紀の瞳から涙がおちた。「元気になって一緒に帰ろう・・・」ささやく進藤。

  その頃小島とゆきは患者を搬送するため、エレベーターに乗り込むが停電で止まってしまう。なかなか動きださない中、患者の容態が急変する。小島は患者の携帯で進藤の指示を仰ぐ。心臓と心幕の間の血を抜き、無事成功する。「よくやった。おまえにしては上出来だ」初めてほめられた小島は、ゆきとともに喜ぶが進藤が倒れてしまう。そして、進藤の緊急オペが始まった。

 1年後
 小島は都立第三病院に改めて救命医として着任した。みんなに挨拶をする中、救急車で患者が運ばれてきた。付き添ってきた杉並東病院のドクターの顔を見ると、まぎれもない進藤一生だった。

the end




とうとう最終回、いっぱいドキドキさせてもらいました。私はもう、進藤先生がいつ倒れるんじゃないか・・と気が気じゃなかった。大切にしているノートはたんなる看護記録じゃなかった。自分のからだが、いつどうなってもおかしくない状態ってわかっていて、自分がいなくなった時のため書いていたんですね。目が覚めて愛する進藤先生がいなかったら、奥さんはどう思うんだろうか・・・。つらい・・・。そんなこと、進藤先生が一番よくわかっていて・・・それでも、奥さんを助けたいのね。妻の命を助けることが、きっと一番大切なこと・・なんだね。
 でも、進藤先生のこと「あなた」って言ったもんね。この日がくるのを信じて・・待っていたんだね。私だって待っていたんだよ。さあ、早く早く、手術をうけて・・と何度も言っちゃったよ。
  結局倒れてしまった・・
結果は電話で知らせるといわれてかかってきた、電話・・・「・・・・・」あれ??
1年後かよ! あまりにアバウトな・・
 小島は救命に戻ってきたんだ。進藤先生の姿は・・どこにもいないけど・・・と思ったら病院変わったんだ。う〜ん白衣もカッコいいわぁ〜

  坂道を花束抱えて歩く進藤先生。墓地の前なんか通って思わせぶりに・・いやらしい演出だわ・・
公園を入っていくと、車イスにのった早紀の微笑む姿が・・・満面の笑みで花束をさしだす、進藤先生の顔・・・救命ではみせない笑顔じゃん。とびっきり幸せそうな進藤先生でした。


おわり