涙をふいて
2000年10月11日(水)〜12月20日(水)
主題歌「飛べない鳥」ゆず <全11回>
プロデース 杉尾敦弘 脚本 林宏司・吉田紀子
公式



キャスト
江口洋介
二宮和也 上戸彩 辰巳雄大 神木隆之介
トータス松本 岡田奈々 内田有紀
いかりや長介 いしだあゆみ




あらすじ&レビュー
第1話「青春」 20.1%

35歳独身、大工職人の大西勝男(江口洋介)はアメリカンフットボール部で学生時代世話になった先輩が火事で亡くなり、葬式にかけつけた席で号泣する。父を失い母(岡田奈々)は意識不明の重体で入院中。残った子供たちを誰が面倒を見るか、親戚が集まってもめている。そこで勝男は自分が引き取って育てると宣言するが、実は4人いることを知り驚く。しかし今更後にひけず、まとめて面倒を見る・・・と自宅に連れて行く。しかしそこは勝男が働く村田工務店の2階のアパート。咲子(いしだあゆみ)や雄一郎(いかりや長介)に、自分が親代わりになると言う。しばらくして納骨のため、再びあった親戚達に、このまま勝男に迷惑はかけられない・・と4人をそれぞれ別々に預かることにしたと言われる。長男の健太(二宮和也)もそれでいいと言う。
 結局バラバラに世話になるため別れの時がくる。勝男と健太は東京に戻る電車に乗る。「本当に兄弟離れ離れになっていいのか?」という勝男に「あんただってほっとしたでしょう・・・」と健太はつぶやく。電車がゆっくり走る出す。すると電車を追いかけてくる桃(上戸彩)、康太(辰巳雄大)、良太(神木隆之介)「おにいちゃ〜ん」ホームを走る3人に健太が立ち上がる。離れていく3人の名前を呼びながら涙する健太・・・。食べかけの弁当を片手に「誰か電車止めてくれ、車掌さ〜ん!電車止めてくれよ〜」と勝男が大声で叫ぶ。

 止まった電車から飛び出てきた健太と3人が泣きながら抱き合う横で、「電車だって気合でとまるんだぁ!!」「ヨシ」と得意げな勝男だった。




このドラマの江口君は私の一番好きなキャラです。熱くて体育会系の単純な男、あまり頭は良くないけどハートはピカイチ。しかしひとつ屋根の「あんちゃん」ほどバカっぽくないところが好き。

 しかしいくら世話になった先輩の子供とはいえ、簡単に他人の子を引き取るなんて・・・あんまり考えず行動するタイプだわ。ちょっと暑っ苦しいけど・・・。一人暮らしのむさい男のアパートに、中学生の女の子を含めた4人の子供が住めるかって・・思うんだけど。

 なんといっても、兄弟別れのシーンにはグッときたよ。電車を追いかけてホームを走ってくる3人に涙、涙、涙だよ。そして3人の姿を窓に顔をつけて涙する健太にも、涙・・・。電車を止めろ!と叫ぶ勝男にも涙・・・でも、まさかホントに電車が止まるとは・・・正直思わなかった。バスじゃないんだからさぁ〜。まぁローカル線みたいだからそういうこともあるか??しかし4人で泣きじゃくる横で弁当持ったまま「電車だって気合でとめられるんだぞ」・・どうだ!!って顔がおかしかった・・。



第2話「母さん」 18.5%

ある日健太の同級生麻衣(椎名法子)が村田工務店に訪ねてくる。健太が学校へ行かずゲームセンターにいりびたっていると言う。それを聞いた勝男は健太の後をつけ、実は学校を辞めバイトをしている事を知る。火事で焼けてしまった桃の制服を買うため・・と言うが自分に何も話してくれなかったことを、いきつけの飲み屋で愚痴る。「あいつら俺がどんな気持ちで引き取ったと思ってるんだよ・・」と言う勝男に、そういう押し付けがましいところがダメなんだと珠美(内田有紀)は言う。良太のおねしょも気合と根性だけで直るわけがない、もっと子供の気持ちを考えるべき!と責められる。

 勝男は良太からおねしょをしないようお母さんがしてくれる「おまじない」の話を聞き、やってみることにした。健太にはゲーセンを辞させる。



他人の家で生活するのっていろんなストレスがあるんだよ。子供って順応性があるとはいうものの、つらいに決まってる。確かに勝男は無神経なところがあるけど、だからこそ他人の子供を引き取れるってことでもあるんだね。それにしても、おねしょの「おまじない」って何かと思えば・・・最高!「い〜と〜まきまき〜」って、しかもお遊戯つき?でっかい勝男とちっちゃな良太が並んでやってるのが、ほのぼのしちゃっていい感じ・・・。いやぁ〜勝男とはいえ、江口洋介がこれをやるとは・・・さすがプロだね。動きにキレもあって、照れずにやってるからいいんだろうなぁ〜。でも、内心恥ずかしいんだろうなぁ〜


第3話「母と娘」 16.1%
 
珠美のもとに別居中の夫弘明(加勢大周)から離婚届けと、手紙が送られてきた。内心迎えにきてくれることを待っていた珠美はショックをうける。

 一方桃はピアノの発表会が近づいているが、火事以降練習もできないので出場はあきらめていた。入院中の母も少し話ができるようになり、見舞いにいくが桃のことを気にしている様子。
なんとか発表会に参加させてやりたいと、勝男たちは協力するが思うように練習できなかった桃は自信がない。当日勝男は会場に母、美沙子を連れてくる。

 珠美は弘明に会いにいくが・・・。




勝男のアパートってお風呂とトイレが一緒なんだ・・。それって嫌だな。なんか匂いそう・・・。朝起きてすることってやっぱトイレかな・・。いきなり大?なんだ。笑っちゃう。桃が朝シャンしてるところへ勝男がトイレ・・・。しっかり見てたような・・・気のせいかな・・。でも、桃のブラを干したりしちゃあマズイよね。やっぱ年頃なんだし・・今回も無神経な勝男です。

 しかしピアノの発表会にいきなりおかあさんを連れてきちゃうとは・・だからって弾けちゃう・・てのもなんかなぁ〜出来すぎ・・・。

 珠美の夫の加勢さん嫌な男の役でしたね。最近見ないと思っていたら、う〜ん芸能界って大変だよね。おまけに水ぶっかけられちゃって・・・咲子の珠美を思う気持ちに涙腺が緩んでしまったよ。出来のわるい子ほど可愛いって本当なんんだね。いっぱい苦労かけさせられても、自分の子が他人に傷つけられることほど、許せないことってないんだね。


第4話「運動会」 17.9%

その朝勝男は相談にのってほしい・・と言う真太郎(トータス松本)に起こされる。朝一番でトイレにはいろうとするが良太が入っている。健太からも相談があると言われるが、良太がトイレに立てこもり困り果てる。 どうやら原因は、せまってきた運動会にあり万年ビリの良太は悩んでいるらしい。それを知って勝男は良太を特訓しはじめる。泣きながらも、一等賞になりたい・・・と勝男とともに「気合と根性」と言いながらがんばる良太。

 工務店に出入りしてる左官屋の田中(酒井敏也)が、街でおかみさんが若い男と一緒にいるとこを目撃し不倫しているのでは・・・とみんなで噂する。

 運動会の当日みんなで応援する中、良太は一生懸命走るがゴール直前でころんでしまう。倒れている良太に「自分の足でたて!」と勝男が走って近づく。「勝負はまだ終わってないぞ!」と言う勝男にゆっくり立ち上げる良太
. 「一等賞になれなくてごめんなさい」と謝る良太に「自分の力が出しきれたならそれでいい、大事なのは全力を出しきること、それが出来たなら負けじゃない、胸を張れ!」と抱きしめる勝男。



良太って子役でいろいろ見かけるけど本当に可愛い・・・。なにがおかしいって、朝のトイレが・・またしてもトイレネタなんだけど、なかなかトイレから出てこない良太に、「お前がでないとこっちが出ちゃうんだよぉ〜」ってセリフ大うけ!!。もひとつ「ガキはあんまり食ってねえんだから、うんこなんてしなくったっていいんだよぉ〜」もう、最高だい!!。

 良太の特訓・・タイヤ引き?シゴキというか虐待に近いよ・・でも、健気な良太にホロ〜っときちゃう。しかしあんな付け焼刃で一等賞になれるとは・・思えないんですけど・・せめてビリからの脱出くらいでいいんじゃないでしょうか。しかしあんな大勢で応援にこられちゃ・・・しかも目立ちすぎだっちゅうの。良太が走り出して緊張しちゃったよ。だってぜったいどっかで転ぶ!っって思ってたから。スローになっていよいよくるぞ〜くるぞ〜(笑)お決まりのパターンなんだよ、わるいけど・・。必ずってほどグランドに駆けつけて一緒に走ったりするんだよね。現実にはありえないよ。大声で「がんばれ〜」どまりでしょ。そばにこられて「立て〜」とか言われちゃったら、恥ずかしいことこのうえなし・・・クラスのもとへ帰れないよ。

第5話 「約束」 17.0%

勝男は康太の担任、エリ子先生から授業参観を内緒にしてること、家族がテーマの作文を白紙で提出したこと、工務店を大きな建築事務所と言っていることなど聞かされる。汗臭く汚いかっこうの勝男が恥かしい康太は、授業参観にこなくていいと告げる。怒る勝男に珠美は、昔父親が年取っているのが嫌で、学校にきた父親を無視したことがあった・・と打ち明け、子供は子供なりに複雑なんだ・・と教える。
 桃は数学がわからずイライラしている。すると、真太郎があっという間に正解を出しみんなを驚かせる。
 参観日当日、勝男を無視つづける康太に、必ず授業参観にいくと宣言する。いつもの汚いかっこうから、バシっとスーツに着替え、学校に行こうとする勝男に、仕事の電話が入る。得意先のおばあちゃんの家から雨漏りがして、困っているらしい、みんなが止めるのも聞かず、雨の中修理に行く。無事仕事を終えた勝男は泥だらけのまま走って学校へ向かった。
 誰のお父さんか・・とクラスメートがざわつく中、康太はまっすぐ手を上げた。作文を読むため立ち上がった康太。何も書いていない真っ白な作文用紙を読み始めた。


「僕の家族は火事にあいました。家は焼けてしまって父は死んで母は今病院にはいっています。僕たち兄弟は、父の友達にお世話になっています。そいつは・・その人はすぐ殴るし、うるさくて余計なことばっか言って、すぐ勝負には勝てとか、わけのわかんないこと言っちゃって、人の気持ちなんてこれっぽっちも考えたことなくて、どうしようもないやつです。僕はそいつが、うざくてうざくてしょうがなくて・・・だけど、仕事だけはちゃんとしていて、いっつも汚いカッコでそこいらへん走りまわって、おばあちゃんにはすごく感謝されていて、そいつは・・・その人は日本一の・・・日本一の大工です。僕はその大工が・・・勝男が・・好きです。本当に・・本当にだいすきです。・・大好きです。」



泣かすねぇ〜康太が作文を読む肩越しに勝男が映るんだけど、初めに涙がポロっとこぼれるように落ちるんだよ。それ見てるだけで・・うるうる〜っときちゃう。
康太にとってお父さんはあこがれで、本当にかっこいい素敵なお父さんだったんだね。180度違う勝男じゃあ・・康太の気持ちもわからなくはないわ。
教室に入っていく泥だらけの勝男に、クラスメートが唖然としてざわつくのはわかるけど、誰のおとうさんですか?なんて聞くやつはいないだろう・・普通。心の中で思ってはいるだろうけどね。子供には子供の世界があるから、難しいよね。


第6話 「恋の嵐」 17.4%

ある日康太の家庭訪問の帰り、エリ子先生から今度の日曜相談がある・・と言われ有頂天の勝男
健太も必殺マニアルデート本を読み、麻衣とのデートに出かける。居酒屋へ誘い、職場の先輩の話をし、公園でキスをしようとするが、拒絶されてしまう。家に帰って気を取り直して麻衣の誕生日に手作りのプレゼントを考え、当日持って会いに行く。

 勝男は先生に会いにいくが、来月結婚するので二次会の司会をしてほしいと頼まれる。がっかり肩を落とす勝男。

 麻衣と待ち合わせの場所に行くと、大学生の男と一緒に車に乗って現れた麻衣は、今この人とつきあっている・・と告白し去って行く。
たまたま、二人の話を聞いた勝男は、話なんてあうわけない。こっちは兄弟のため朝から夜まで働いてんだ、おしゃれやファッションなんかでチャラチャラしてらんねぇ、お前は本物、カッコいいぞ・・と言って健太を励ました。




二人ともこっぱみじんに振られちゃったね。勝男の場合初めからわかっていたけどね。ちょっと話が・・ってだけであれほど想像膨らませられるなんて・・ある意味幸せな男ね。

 麻衣とのデートもね。なんだか不安要素あったもんね。高校生の麻衣には無理だったのかもね。
 それより桃ちゃんがなんかヤバイ話に巻き込まれそうで心配だな。健太も勝男も女のことで頭いっぱいで、桃の様子に気づかないなんて、しょうがない男たちだな。


第7話 「愛の歌」 14.0%
 
スケジュールボードに自分の誕生日を書き込む勝男。呆れ顔の子供達だが・・・きにもとめず「おかめ」に最近入ったゆかりちゃん(井川遥)目当てに通う勝男だったが桃がいなくなった・・と大騒ぎになる。そこへ長野で療養中の母、美沙子から桃が来ている・・と連絡が入る。桃は芸能プロダクションにスカウトされ悩んでいた。そして、良太も学校でいじめにあってることを、母には打ち明けていた。親代わりを自負する勝男はかなりショックを受ける。
 良太のことを知った勝男はいじめっこにぶつかっていくことを教える。タックルの練習をする良太。
桃のことも心配な勝男は真太郎とともに変装して、プロダクションの社長と桃が話してる喫茶店へ行き、桃に見つかって怒られてしまう。
 どうも最近しっくりいかない子供達は勝男のことを非難しあう。それを聞いた健太は「お前たち、良太のために何かしたのか?」と問い詰める。

 勝男の誕生日、スケジュールボードには誕生パーティーの文字が・・・。
早々とパーティー会場「おかめ」に現れた勝男は子供達がくるのを待つが、誰ひとり現れない。しかたなくひとり酒を飲みなべをつつく。 寂しいおもいでとぼとぼ家に帰るが、そこにケーキの上でろうそくが揺れていた。「はっぴぃ〜ば〜すでぇ〜かつお」みんなで勝男が帰ってくるのを待っていたのだ。涙ぼろぼろこぼしながらみんなでお祝いした。



 
この7話のラストシーンが一番すきです。「涙をふいて」がどうして好きか・・というと、もう、このバースデーシーンがあるからです。いっぱいのろうそくを見た瞬間・・胸いっぱいになっちゃって・・・。ちょっと前の勝男が、一人ぼっちで本当に気の毒で・・かわいそうで・・。だから、なおいっそう、ろうそくの炎が熱く心にしみこんでいきます。勝男の泣き顔が・・いや、あれはもう、江口君そのものが泣いているようで・・泣き声も止まらないほど・・。マジで泣いてると見えました。わかっていてもここへくると、何回でも涙がこみ上げてくる・・・何故でしょう・・・感動以上の激しいものが揺さぶられちゃうんです。


第8話「心の傷」 15.4%

工務店に真太郎の父(神山繁)がやってきた。息子を形だけの病院の跡継ぎにさせるためだ。真太郎は医者の免許を持っていた。これで桃にすらすら勉強を教えていた理由がわかった。父から傷つく言葉を言われた真太郎は落ち込んでいる。健太は心配するが大人なのでほおっておけ・・と勝男は言う。健太は大工としてがんばる真太郎の姿を見せるため父親を職場へ呼ぶが、医者を投げ出したヤツに職人になど、なれるはずがない・・と激怒し、明日連れて帰ると言い残し言ってしまう。

 真太郎は徹夜でカンナをかけ姿を消す。実家に帰る決心をしたのかと真太郎のアパートへかけつける。みんなが見守る中、真太郎は父に医者には戻らないとはっきり告げる、父親は勝手にしろ・・と帰っていった。
 みんなで川原を歩くと真太郎が話し出す。「医者になりたかった・・・。親父のような医者に、俺もなりたかった。でも、なれなかった。俺みたいに人生負け続けるやつもおる」そんな真太郎に勝男は言った。「100回負けても101回目勝てばいいじゃねえか!」「1000回負けても1001回目に勝ちゃあいいじゃねえか!」



トータス松本さん、大熱演でしたね。いつもヘラヘラしてたけど、挫折を知ってる人間なんだね。親のコネとはいえ医大に受かって、資格も持ってるんだから頭いいんだね。勝男と同類だと思っていた私・・・悪かったわ。もちろん大工だってりっぱな仕事だけど、医者を捨てるなんて・・なんてもったいない・・・。
いつも、いつも勝男の言葉にうるうるさせられる。100回負けても101回目で勝てばいい・・・・負け続けたって次に勝てばいい・・・・。って金八先生みたいなこと言ってくれちゃって。心に響く言葉だね。



第9話 「求婚」 16.2%

桃は映画のオーディションを受け最終選考まで残った。勝男は芸能界入りに大反対だが、桃の夢をかなえてやりたい・・と健太に説得される。
 康太は新任の担任から、クラスの教材費がなくなったことで疑いをかけられ、そのことでひとり悩んでいる。何に悩んでいるのか心配する勝男に真太郎は、口先だけでなく、しっかりと見守れ・・とアドバイスする。勝男は康太と良太をフットボールの練習を見に連れて行く。かつての先輩に出会い、勝男が渕上先輩の子供と一緒にいる話をすると、君たちのお父さんは立派な選手だった・・と言うのを聞き笑顔になる康太だった。

 一方マネージャーから台本を渡された桃は、中を読んで目がとまる。そこには「一糸まとわぬ裸体・・・」という文字が。桃は戸惑い、揺れ動く気持ちを勝男に相談しようとするが、その前に勝男のほうから、オーディションがんばれ!応援してるよと言われ、言い出せなくなってしまう。



あ〜、なんか心配ごとだらけになってしまいました。桃も康太も勝男にはっきりしたこと言わないし・・。桃がハングリーだから裸になるって決め付けてるマネージャー・・まだ、中学生の女の子なのに・・・早く誰かに話さないと・・心配だよ。

 康太もひどい目にあっちゃってるね。最低な担任だね。あの、ねちっこそうな顔!・・・って顔は関係ないけど他の生徒の前で疑って悪かったなんて・・悪意がないとは思えないけど・・あの手の人間って本当にひどいことしちゃっても、悪意ないやついるんだよね。そういうのが一番困るんだよ。とにかく早いとこ勝男に解決してもらいたい
わ。

 
第10話 「心の絆」 14.5%

康太は学校を休むようになり、様子を見に来た担任から無理にくることはない、卒業証書はあげるから・・と事務的に言われ勝男はくってかかる。
気分転換に康太をアメフトの練習場へ連れ出し、勝男も練習に参加することになった。康太も少し元気になり学校へ行こうとする。これを機に勝男も本格的にトレーニングを続けはじめた。

 桃は最終オーディションに見事合格。しかし裸になることで気分は沈みがち・・そんな桃の様子に気づいた健太は、桃の部屋で台本をそっと開く。そして、ヌードシーンのあることを知り愕然とする。プロダクションに話にいくが、本人納得済み、といわれかえす言葉が無い。自分が契約書に判をを押し正式に契約もすんでいるのだ。後悔する健太は桃を説得するが、誰が私達を幸せにしてくれるのか・・おにいちゃんがこれからさき、ずっと養ってくれるのか、何もできないくせに・・・・と反対に言われてしまう。

 なんとか学校にいこうとする康太だが、校門の前でいけなくなってしまう。思いつめてビルの屋上から見下ろす康太を、勝男たちが発見し駆けつける。「学校に行きたい行きたいけど・・いけないんだよ〜」と泣く康太。
 コンビニで知り合った理絵(黒坂真美)が画家、桐原(国広富之)のアトリエで、ヌードモデルをしているところを目撃した健太は、桐原を殴って警察沙汰になってしまう。誰のことも守ってやれない自分に腹を立て情けない健太。そこではじめて勝男は、桃が映画で裸になることを聞かされる。


 
桃も理絵も裸が問題なのね。理絵はともかく桃はね、みんなが止めるのも無理ないかな。でも、契約だって済ませちゃって難しい問題になっちゃったね。もうちょっと、早く相談すべきだったのに・・でも、勝男が話を聞いた以上、何とかすると信じたいな。

 健太はみんなが夢を見つけ、それに向かって歩んでいることに、焦っているのね。自分は何にもない・・・。って。自分の力の無さに悔しい思いをしているけど、無力なのは当たり前だよ。健太の年じゃあ・・・。兄弟のために働いて頑張ってるじゃない、それで充分だよ。

 今までは「気合と根性」で乗り切ってきたけど、どうやらそれだけじゃあ解決しないみたい。真太郎がメンタルな部分でいろいろ調べてくれて、さすが元医者、心強い援軍だね。最終回に向けて勝男がどう納めていくのか・・・。


第11話 「旅立ち」 69分 15.7%

勝男と健太は映画出演阻止のため事務所へ行った。マネージャーとともに二、人を追い出そうとする桃。「これは私ひとりの問題です。」そんな桃の頬にビンタする勝男。「お前は一人じゃないんだよ、こんなことをしたらみんなが悲しむんだ、桃はうちの大切な子供だ」「あんた、赤の他人でしょ!」お金を握らすマネージャーに「他人だよ。だけどな、赤の他人じゃねえ、血のつながり以上に太い絆で結ばれているんだよ!」そんな勝男に、桃の映画の制作発表に7億の金が動いてるんだ・・とマネージャは告げた。
 記者発表の当日、桃はあらわれなかった。勝男の胸で涙する桃。プロダクションに頭を下げにいった勝男に「子供を商品として見る親が多いなか、あなたの目は違った」と言って契約書を破り捨てた。

 アメフトの試合が近づき練習を続ける勝男に、真太郎と珠美は無理するなと忠告する。そんな二人に、急にやったって試合に出れるほど甘くない・・と言う勝男に、それならどうして練習に参加するのか・と聞く。「俺は子供達にいつも気合だ、根性だ、頑張れ・・といい続けてきた。けど、努力してもダメなことも知っている。それでも頑張ればいいことある・・と信じさせてやりたい。けなげに生きてる子供に、頑張ってもいいことない・・・なんて俺は言えない」そのため自分が頑張るんだと・・・。

 結局試合に出場することができ、勝男のアメフト姿に勇気をもらい、康太は学校の門をくぐることができた。
 真太郎は大阪へ帰って医者の勉強をやりなおすことに決めた。

 美沙子も無事退院し故郷の北海道へ行くことになり三人は荷造りしながら勝男へ、一人ひとり分かれの挨拶をはじめた。


 
良太・・・・・気合と根性を持って帰るよ。

 康太・・・・・どんなつらいことがあっても、絶対に負けない。勝って勝って勝ちつづける。

 桃・・・・・・・勝男さんの背中、お父さんに負けないくらい大きくて、あったかかった。

 健太・・・・・・勝男さん・・・・・・。俺・・・。ありがとうございました



プロダクションの事務所での勝男の言葉・・・家族じゃないけど家族なんだ!!ってあんなふうに言われて桃ちゃん、どんなにうれしかったでしょう。やっぱ勝男だね。決めるときは決めてくれるよ。でも賠償責任どうなるのか、そっちが心配だったけど、すんなり契約書破いちゃって・・・それならもっと早くそうしてくれよ・・ってちょっと拍子ぬけしちゃった。で・・結局、勝男が健太に言ってホテルへ迎えに行った・・・・てことで正解なんだろうか。

 最後の挨拶は並んだ時点でもう、胸があつくなっちゃった。たぶん何を言っても泣けちゃうんだろう。良太と康太・・この二人で充分泣けたよ。上戸彩ちゃんはさすがだね。ちゃんと自分の番まで感情を抑えていて、いいとこで盛り上げ泣いてるもん。健太は・・・。でも、いいよそれはそれで。二宮君の良さだね。桃ちゃんより健太のほうが見てて泣けるもの。

 ひとりぼっちになっちゃった勝男だけど、また健太が居候することになって本当にうれしそう。女が手料理作って待ってる・・て言う勝男に「おかめ」まだやってませんよ・・と言う健太。拍手拍手。いいコンビになったね。