東宝   脳男  2013・2・9
 原作 「脳男」第46回江戸川乱歩賞受賞作 監督 瀧本智行 



 キャスト 
鈴木一郎   生田斗真
鷲谷真梨子  松雪泰子 
緑川紀子  二階堂ふみ 
水沢ゆりあ  太田莉菜 
広野  大和田健介 
志村  染谷将太 
伊能  小澤征悦  
藍沢  石橋蓮司 
入陶倫行  夏八木勲 
   
茶屋刑事  江口洋介 





公開してから、結構たってから見に行った。朝イチの回なのに、ほぼ満席で驚いた。
この手の映画でこんなに人が入るとは思わなかった。 

冒頭からグロいと聞いていたので、上映開始と同時に下を向いて、舌を切られるシーンをやりすごした。
なんとか見れたのは、舌を切られた占い師が、街中を歩いてバスに乗り込もうとするところから。
バスが爆発したので、あ〜〜爆弾つけられていたんだと知った。
そんな風に肝心なところで、下を向いて過ごすを繰り返すわりには、なんとなくストーリーはつかめた。

早い段階で、緑川という女の子が爆弾犯だって見せているので、江口君がAスタでネタバレしちゃっても、何の問題がない。そりゃそうよ、収録なんだから編集しないで流しているってことは爆弾犯は誰か?はどうでもいいってことよ。なんでこの女の子たちが、爆弾つくってんの?どうやって仕掛けているの?と頭をよぎるが、あまり深く考えてもしょうがない。

映画を見るまでは、脳男VS茶屋だと思っていたんだよねぇ。
脳男=悪 茶屋=正義  みたいな。
それで脳男を茶屋が追っかけで、脳男のルーツを調べ上げる追っかけっこかと思っていた。

そうそう、刑事ドラマってのは必ずコンビ、相棒がいる。
で、茶屋の相棒はというと新米デカ(笑)。
名前はあるんだけど、茶屋が「新米!」というもので・・・。

この新米が、強運なのか強靭な体に持ち主なのかわからないが、くたばりそうでくたばらない。
爆破事件の犯人を追いかけてアジトに押し入るわけだが、茶屋は新米に先に行けとドアをあけさせる。
新米なんだから、先に行かさず後につけろよ〜と思うが、新米がドアに手をかけた途端、ぼわ〜〜ん!!と爆発。あ〜〜なるほど、こういうことが起きること考えて、新米を先にいかせるのか。
さすが経験者はあなどれない。

新米はふっとばされて地面にたたきつけられ、こっぱみじんかと思いきや、わりと元気。(^_^)/。
たしかに、茶屋が吹っ飛ばされていたら、年齢的にもかなりヤバイ。そんでもって、新米はオタオタして泣き叫ぶに違いない。なのでやっぱ弱いヤツに前にいかせたほうが正しいと納得。(笑)

そして脳男を見つけるわけだが・・・・。

いとも簡単に脳男をお縄にしちゃったので、なんかあっけなかった。
その後、お決まりの精神鑑定てヤツで、松雪真梨子サマVS脳男となる。
「お母さんにはヒゲがありますか・・」はなるほど〜と思たが、「私とセックスしたい?」の繰り返しには、ぶっ飛んだ。真梨子サマが、真面目に質問すればするほど、「・・・・・・っ」 
わたしゃこんな仕事・・無理だわ。


真梨子サマのかーちゃん・・・アニメ?アメリカのドラマか?と思った。
息子を変質者志村に殺され、過食症になり、うつになり、精神に異常をきたしているらしい。しかしあそこまで太ってなくてもいような・・・一瞬ここはどこ?あなただれ?とアタマがこんがらがってしまった。
母親をそんなにさせちゃった、犯罪者のセラピーを引き受ける真梨子サマ。そして見事志村を更生させることに成功する真梨子サマ、なのに自分の母親を救えない真梨子サマ。

脳男奪回のため、やってくる爆弾犯、緑川&ゆりあコンビの「イチロウ〜〜くぅ〜〜〜ん」が耳についちゃって離れやしない。なんでこんなバイク乗ったガキんちょ2人に、日本警察がやられまくるってのか。とりあえず緑川のコシギンジャクみたいなゆりあが死んでくれたから、ちっちゃくガッツポーズ入れてみる。それにしたって、新米の不死身っぷり、どうよ。


祖父によって殺人マシーンと作り上げられた脳男、なんかちょっと可哀そうで脳男に感情移入しちゃいそうだ。脳男が、だれかれカマワズ人を殺すってならともかく、とにかく悪人を殺すってのがミソだな。悪いことしてなきゃ殺される心配はないわけで、私のフツーの人間感覚からすると、脳男を否定しずらい気持ちになっちゃうので困る。

脳男VS緑川 のために、病院に爆弾しかけ、入院中の新米と真梨子サマの身体に爆弾まきつける。いったいいつ、どうやってそんなに爆弾仕掛けたんだ、緑川サンよ!!と言いたくなる。あっちこっち、ドカーンで死にまくっているってのに、ホント日本警察しっかりしてくれ。

茶屋がさ、新米助けるために、脳男をやっちまえって緑川に言われて、脳男を殺そうとするのは萎えたわぁ。冷静にモノを考える状態じゃないってのはわかるんだが、新米を死なせるわけにはいかないってのもわかるんだが、じゃぁ脳男を殺せば本当に新米が助かるのかって言えば・・・ねぇ、そんなもん茶屋ならさぁ〜・・・って、つい思っちゃうのよ。

たしかに、あの極限状況で、できることって1つなのかもしれない。それしかできないというより、それしかすることがないのかもしれないな。萎えつつも、茶屋・・・(>_<)くぅ〜〜と思うワタシであった。

24時間撮影とかいうのは、ここかぁ〜とおもいながら、脳男VS茶屋の格闘シーンを見る。
24時間も撮影したのだから、長く映したいのはわかるが、ちと長っ・・・。
まだ、やってる!!まだ!!まだか!!

っていうかさ、時限爆弾なんだから、時間が来たら爆発しちゃうんだし、このまま永遠闘って、新米ドカーン♪とともに、脳男、茶屋とそろってドカーン討ち死にしちまうじゃないかと、イライラする。

きっと、新米もそう思ったのね。
まだやるのか、おまいらいいかげんにしろっ!!

いや、そんなわけない。
しかし新米は、どのみち自分は死ぬと思ったんだろうね。
茶屋は自分のために、脳男を殺そうとした。
正義の味方の警察なのに、悪いヤツに言われて、人殺しをする。
あの茶屋が・・・・。そんなの茶屋じゃないっ!!

このままじゃ、茶屋もろとも爆死。

最後の最後で新米は刑事として生き、自ら爆発させて死んでいった・・・そう思いたい。

新米が死んだ後の放心した茶屋。終わったと思ったわ。
茶屋はもう、終わった・・・。あそこでthe end なんだな・・と。

だから、最後に緑川にとどめをさしに出てくるとは思わなかった。
もう、あっちの世界に行ってしまったと思ってたから・・。
茶屋がどうやって復活したのか・・考えてもわからない。
あれが復活なのかどうかもわからないが・・。

脳男を車で何度も跳ね飛ばすシーンは、ビミョウだったな。
痛みを感じないってのはわかるけど、不死身じゃないんだから、オカシイでしょう〜〜。

最後に脳男によって、更生していなかった志村が殺されたってオチに拍手。
真梨子サマには悪いが、結局、何やってたんだよって感じ。でも母親セラピーをうける気持ちになったってことだけは救いなのかな。これも、志村が殺されて、神様はいるって思ったからだしねぇ、真梨子サマとしては複雑だろうね。

悪いヤツだからって、殺していいわけじゃない。
確かにそうなのよ。そうなんだけど、じゃぁ、悪いヤツに殺された人はどうしたらいいの??ってのもある。

全部見終わった瞬間思っちゃったんだよね。
あれ???これさ、ひょっとして、茶屋が最初のアジトに押し入ってなきゃ・・・・・脳男が爆弾犯やっつけて、ちゃんちゃん♪だったんじゃね????
ここから先は、誰も死ななかったんじゃね??
とかね・・。
でもそうすると、脳男と志村は出会わないから、志村はまた犯行繰り返しているかもだし

続編ありっぽい終わり方だったので、ちょっと期待する。
茶屋の出番作ってほしいわ。